簡略化
11店舗ある我がグループのそれぞれの店長には、それぞれの考え方があると思います。
ほとんどの店長の性格を知る私から言わせれば、難しいことを考える必要はないということです。
ただシンプルに、自分の店を自分の会社と思い、その会社を九州で断トツ一番にする気概があるかどうか?
その信念が自分は強いと思う店長がいたら、まず行うことを教えます。
それは、会社が出している月次決算書類の数字を毎月見ること。
私のように、キャッシュフロー計算書を見る必要はありません。
先ず、PLを見ます。
3期連続の売上高や総利益等が記入されています。
売上高の増減をみて、その理由を考える癖をつけることです。
次に、総利益率が40%に近づいているかどうかを見ます。
その数字が低ければ、その原因もまた探り何らかの改善を行います。
この総利益率が上がらない限り、給与を上げることができない旨頭に叩き込むことです。
この二つだけでよいです。
次にBSを見ます。
こちらは少し複雑ですから、大まかで結構。
一番最初に見るのが左上の「現・預金」の数字。
こちらも3期連続の数字を比較します。とにかく増えていればオッケイ。
次に右下の数字をチェックします。
「利益剰余金」もまた3期連続で見て増えていればオッケイ。
自己資本比率が40%を超えているかどうかもチェック。
少し難解なBSを簡略化すると、「左上の数字が大きくて、左下の数字が小さいほうが良い」
「右上の数字が小さくて右下の数字が大きいほうが良い」
左は逆三角形が良く、右は🍙型が良いということを知ればよいのです。
できない理由は、探せば100ほどあります。
実績が悪い原因を外に求めてはいけない話は何度もしました。
経営者と店長の責任以外はありえません。
一人くらい年収1000万円超えの店長が出てきてほしいものです。