強みの再確認

 どのような企業にも、何らかの強みがある話はしました。

経営者自身で思いつかない場合は、家族、従業員、お客様、取引先に聞けばよいのです。

当初は漠然とした答えしか得られなくても、そのことを意識し続け言葉に換えていけば、いつの間にか具体像が浮かび上がってきます。

 我々中小企業は、日本国内や海外といった大きな市場を考える必要はありません。

いくら背伸びをしたところで、資本力が追い付きません。

無理して大きすぎる市場で競争すれば、却って大手の参入を招きます。

 最善の策は、先ずは手ごろな市場かどうかを判断することです。

概算でいうと、市場ポテンシャルが数千億円レベルがちょうどよい気がします。

仮に、5000億円規模であれば、1%のシェアを取りさえすれば50億円の売上高となります。

 少子高齢化で我々二輪業界も市場規模が縮小しています。

あと5年もしないうちに二輪業界の市場規模は4000億円ほどになるでしょう。

そう考えると、40億円の売上高は決して無理しない規模となります。

 慎重派の長男と積極派の次男。

どちらが良いのか、またどちらが成功するのか、私でもわかりません。

しかし、売上高100億円を目指すと公言しているのは次男。

最近の若者にしては、この大いなる野望を公言すること自体、素晴らしいと感じています。

 ポイントは、社員全員が同じ方向を向いているかどうか!!

毎年社員旅行へ行き、今年は輸入車を製造しているタイ工場へ全員で行くそうです。

「ワンチーム」になれるとても良いイベントだと思います。

 今後の二輪業界は大きな二つの要素で優勝劣敗が決まります。

一つは、何度も言いますが『確かな技術力』、もう一つが『商品力』です。

 暇な私です。この次男の売上高100億円達成に向けて、大いにサポートしようと考えています。

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