どちらも今の日本
企業の倒産件数が急増しています。
2023年年間では8000件を超え、前年比も3割増。
2024年はリーマンショック以来の1万件超えが予想されるとのこと。
2輪業界は大きく儲けることはできませんが、不況には強いので、よほど本業以外のことをしない限りは倒産はないと思います。
予想通り、飲食業と建設業・運輸業が多いようです。人手不足による人件費増が大きな要因とのこと。
一方、金融資産1億円超の世帯は10年前の8割増、超富裕層と言われる5億円超の世帯も同じ伸びとのこと。
日本の金融資産2000兆円を狙って、世界中の金融関連会社が日本に進出しています。
ターゲットは金融資産30億円以上。
どちらの兆候も何だか他人事でピンとこない気がします。
先日の高校の同窓会の余興で、抽選とじゃんけん大会がありました。
こういう時には強い私です。
じゃんけん大会では145人中最後の10人に入り、校章入りのキーホルダーをゲット。
抽選では、3等賞となり中身は株式会社DDグループというレストラン等を経営している上場企業の株主優待券6000円をゲット。
この優待券を今回のイベントに提供している3歳年上の人物を知っていました。
弁護士資格を持っていましたが、現在では株式投資のみのようです。
聞くところ残高が10億円を超えたとのこと。
身近にもいるもんだと現実を見せつけられました。
若い頃には思いもしませんでしたが、年を重ねるごとに人々の金融格差を痛感します。
どこで、どういう事情でこれほどの差がついたのでしょう?
TSMCの幹部の話が象徴的です。
「日本人は想定よりも働かない」と不満があるそうです。
世界中で、中国、韓国、欧米と競争をしてきて生き残った台湾企業です。
彼等の考え方は、並外れた成果を出したいと思っているならば、「働かせすぎない」規制は、却って不自由とのこと。
2040年には、日本では1100万人の働き手が不足するそうです。
必要とされる人物は、更なる高給をとることになり、金融格差は今の日本では考えられないほどになると思います。
30~50代を24時間・365日仕事に費やそうと考える人と、ワークバランスで楽しい余暇を過ごす人では、70代になった時に100倍くらいの金融格差がついているのは想像に難くありません。
ただ何時も言うように、「幸せはお金だけでは測れない」という事も忘れてはなりません。