私にとっての非日常
なかなか準4段から昇段しない書道教室を終了後、バスで笹岡停留所で下車。
父親からの要望を満たすために、そこから1分のイオンへと向かいました。
「ラッキョウ5袋」「カットフルーツ」「クロキリボウの菓子2袋」「チョコレートパイ1袋」を購入し、ホームへと届けました。
このイオンからホームまで徒歩で15分ほど掛かり、そこから自宅まで5分。
最近はこれくらいでも疲れて横になりたくなります。
しかし昨日は、町内会副会長の仕事が待っていました。帰宅後すぐに重い足取りで徒歩10分の公民館へ行きました。
「田島フェスタ」という地域の催しがあり、その中で男女共同参画のコーナーでのアンケート調査を行うというもの。
リーダーである72歳の女性から、私自身もアンケートに応えてくれという事で用紙に記入することに。
当てはまる項目に無記名で丸を付けるだけの簡便なもの。
内容は27項目の中で、家庭内で自分が担当するもの。
「食事作り」「食器洗い」「洗濯」「資源ごみの分別」etc.
私が丸を付けられたのは、「郵便物を取る」と「地域活動」の2項目だけでした。
女性の家事の大変さを今更ながらに気づき、母や真ダムへの感謝の念が大きくなりました。
初日の65名分が集まり散会となったのですが、面白いことに気づきました。
小学生や中学生は男女問わずに、礼儀正しく明るい子ばかりでした。
70代に丸を付けた女性は、全ての項目に丸がないというので理由を尋ねると、「全部嫁がやっている」との返事。
「嫁」という事は他人でしょう。その嫁に同情しました。
ある私より若く見える男性だけ上から目線の人がいて、やはり色んな人物がいると分かると同時に、こんな人物にはならないぞと自戒。
頭を下げて大衆にお願いすること自体、私はほとんどやったことがありません。
段々慣れてきて、笑顔で老若男女に言葉を交わせるようになりました。
神様のご褒美でしょう。
最後の方で、見た目が私好みのタイプの女性が現れました。
50代に丸を付け、全項目をじっと見つめながら、数秒後に大枠一杯に大きな丸を一つだけ付けたのです。
いや~~、こういう女性は大好きです。
笑顔も派手過ぎない洋服も所作も、この数年間では出会わなかった女性でした。
非日常も良いものだと、「おにぎり2個と350mlのペットボトルのお茶」をお土産にもらい、足取り軽く帰宅しました。