完了
先日、近くの郵便局へ父親を車で連れて行きました。
父親のマイナンバーカードが完成し、本人認証が容易になったからです。
訪れた理由は、父親名義の郵便局の通帳を解約して、残高を全てホーム料金を引き落としている彼の民間銀行口座へ移すためです。
父親はまだ軽い認知症のために、事務処理はスムーズに進みました。
これで、両親共に一行の銀行のみの管理にすることが出来、その銀行も私が長年懇意にしているので何かと便利になりました。
これを急いだ理由は、真ダムの父親が亡くなった時に民間銀行3行の通帳と郵便局通帳があり、解約したりまとめたりするのにかなりの労力を費やしたからです。
銀行への届印などもどれか不明で書類を揃えたり苦労しました。
また、岳父は人が良くて売買が困難な土地をいくつか買わされており、その処理についても時間と労力を消耗しました。
この苦労のお陰で、年を重ねたら銀行は1行にすること、その口座にある程度の現・預金を置いておくことを学びました。
また、土地等の不動産売買に関しては、買う時よりも『売る時』のことを考える重要性に気づきました。
所謂、出口戦略が考えられないような土地は購入すべきではないという事です。
また、それぞれの不動産に関する書類等も分かりやすくまとめて保管する事も、残された人にとって大切なのです。
私の両親の不動産は、熊本の震災を契機に私が弁護士に依頼して契約書を作成し、不動産会社を通さずに隣家に売却しました。
これが一昨年前に、今の新居を隣家から不動産会社を通さずに購入する時に役立ちました。
また両親が購入していた熊本の墓も墓じまいしています。
これも岳父の時の墓じまいが役に立っています。
今回の件で両親のためにすることは、ラッキョウとカットフルーツとチョコレートをホームへ買っていき、たまに外食に連れ出すこと。
そしてきちんと家族葬で送り出し、私が建立した新居から車で6分で行ける生前墓に入ってもらう事。
これで一家としての長男の役目も完了するのです。
考えてみれば、その時々は苦労の連続でしたが、全てにおいて私の人生に役立っています。
これらのノウハウを生かして、私の場合は驚くほどの身辺整理を完了してから天国へ行きたいと思います。
郵便局としては、解約で預金が減ります。
無料で事務処理をしてくれた男性の対応が良かったので、10月1日(火)から値上がりする郵便料金用の85円と110円切手シートをそれぞれ購入して帰宅しました。