お金の大切さ
日本人はお金に対して総じて負のイメージを持っているような気がします。
お金を稼ぐことを前面に出すと、若干引かれることも多い。
しかし、会社経営でも人生設計でも、お金が無ければ継続もしなければきちんとした人生も送れません。
論語の「衣食足りて礼節を知る」は世界共通の名言なのです。
特に会社経営においては、稼げない会社は悪だとさえ思います。
全ての会社は日本国内の社会インフラを安価で使わせてもらっています。
それなのに税金は納めない、社会保険料は未納、雇用も守らないとくれば、『社会悪」そのものです。
たまにマスコミ等の情報でそれらの企業の窮状を同情的に扱っています。
私見ですが、これはおかしい。
赤字を出し続けるならば、直ぐにでも会社を清算し社員の転職先等に配慮して雇用を守るべきです。
会社は利益を出し続けながら成長し、それに伴い社員の働く環境をよりよくし、最終的には社会貢献を行うべきです。
人生においても、似たようにお金が大切なことが統計から分かってきました。
日本総合研究所の試算で、「身寄りのない高齢者」が2024年は286万人のところ、2050年には448万人になりそうとのこと。
また「いざというときにお金の援助を頼める親族がいない高齢者」は、2024年が790万人も存在するそうです。
若い人は、別に結婚もしなくて良い、子供もいらないなどとうそぶく人が多いそうです。
しかし、高齢になると、賃貸アパートに暮らすにも、各種ホームに入るにも、必ず保証人が必要となります。
私も、真ダムもそれぞれの親が入院したり、ホームへ入居する時の保証人となっています。
保証人がいない場合はどうなるのか?
高額の手数料を支払って民間法人保障に頼るしかありません。
病院へ行ったり、買い物に行ったり、何か行動を起こす場合も身体の状態によってはタクシーを使用するしかなくなります。
ここでも、かなりのお金が必要となってくるのです。
少子高齢化が今後急速に進んで行く日本において、政府に援助を願う図式は成り立たなくなります。
堂々とお金を稼いで、堂々と貯蓄をして、堂々と投資を行う事です。
そのような行動が出来る人だけが、誰にも迷惑をかけずに、お一人様でも人生を終結できる人です。