運を味方につける
9月15日(日)は午前中にラグビーのコーチに行き、帰宅後シャワーを浴びてベッドで疲れを取り、それから車で長崎へ向かいました。
午後6時前にホテルに到着して、そのまま居酒屋へ。
新店舗の長崎店で苦労しているM店長を慰労するためです。
彼は、弊社が吹けば飛ぶような時代から現在まで会社を助け続けてくれています。
家族を熊本に残しながら、単身で長崎へ来ているのです。
本当に有難い限りです。
新店は今年で1年半経過しました。まだまだ採算割れが続いています。
これまでの経験から、3~5年は苦しい期間が続く予定です。
その間、彼にはくれぐれも健康に留意して、腐らず焦らず日々の改善を積み重ねていって欲しいと願っています。
翌16日は午前中から午後3時半頃まで長崎店で真ダムが経理。
そこから高速道路を使い佐賀まで。
午後4時40分頃佐賀店へ到着。
ゲリラ豪雨風の雨が降っていたせいか、来店客はいませんでした。
あまり在庫が減っていないようでしたが、「売約済み」の札が6~7台分も貼ってありました。
私が店長に「これはサクラ?本当に売れているの?」と尋ねると、「お客様にも同じことを言われるのですが売れたものです」と。
いや実に素晴らしい。この店のスタッフの雰囲気はとても良いと、常に経理の真ダムが言っているのも理解できます。
この店の出店と存続に関しては、それこそ『ロジック』対『勘』の戦いでした。
九州の中では最も人口が少なく、スポーツバイクの登録台数もほとんどない場所への出店。
マーケティングの論理では間違いです。
それでも私は何とかなると出店したのです。
最初の店長が個人的理由で辞職する時に、この佐賀店の存続について家族会議を開きました。
長男以外の出店を決めた私を含む3人は、人がいない以上勿体ないが閉鎖しかないと主張。
長男だけが、現在のE店長(当時一般社員)に非常にやる気が見られるので存続させたいと。
長男に任せると言っていた手前、存続させることになったのです。
そのあと、せめてもう一人メカニックが欲しいと思っていたら、弊社社員の最古参で私と苦楽を共にしてきたT君がたまたま会った知り合いに声をかけてその彼が社員になってくれました。
この彼がキャリアも人柄も抜群で、店長との相性もとても良いものとなりました。
結局この佐賀店は、弊社グループの中でも最も売上高が高く、利益率も高い優良店舗となっています
この佐賀店の結果を見て、カワサキ、ホンダが相次いでディーラーを出店したくらいです。
『勘』の勝利なのです。
今振り返っても、任せた長男に従って良かったと思っています。
「老いては子に従え」は至極名言だと実感しました。