良いものは高い
昨日、午後1時にコクヨの事務機器が新事務所に運ばれて来ました。
私のデスクとそれ用のサブ引き出しにイス1脚、本棚に、会議用のテーブルとイス4脚。
セッティングに1.5時間ほど掛かりました。
次男のセンスに任せてグレーと黒が基調です。
私のイスだけは私好みの明るいオレンジ。
まあ、シッカリとした造りだし機能性もよさそうです。
ホームセンターや全国区の家具屋で購入しなくて本当に良かったと思いました。
良いものは高いのです。
他人が見れば大した事務所でないと思いますが、私からすれば、それはそれは「いっちょやってやる」感満載です。
文具用品には少々拘りがあります。
現在使用しているものは、20年ほど前に購入した革製のデスクパッドと今でも切れ味が落ちないペーパーナイフにそれに合わせたハサミ。
いつも使用している万年筆はパイロット製の鶴が飛翔する蒔絵のもの。
少し高級品を買う事で、それが似合う男になりたいと思って同じものをしつこく使用し続けています。
今回の新事務所用に、現在使用中のもの以上を探そうと、地下鉄に乗り博多駅まで行きました。
腕時計で計ると、ドアを出てから駅の乗り場まできっかり1分。
博多駅までの乗車時間は14分。午後4時前だったせいかかなり空いていて快適そのもの。
先ずアミュプラザにある丸善を訪れましたが、普通のものしかなく、次に東急ハンズに行くも同様。
更に歩いて阪急百貨店へ行きましたがありませんでした。
こういう時こそ、デパートの外商は役に立つのですが、私の購入額が少ないという事で今では使えません。
残り1か所だけ天神にそれらしい店があるので行ってみることにします。
そこが駄目なら、仕方なくネットで調べて買う事にします。本来なら現物を見て選びたかったのですが。
万年筆だけは、15年ほど前に株式投資で利益が出た時に購入し、そのまま桐箱に入っていた最高級蒔絵が施された「Namiki」をいよいよ使い始めます。
少しは文字も上手くなったし、精神的にも成長していると思いますので、今なら似合うかも。
常に倹約を旨とする私が何故このような高級文具に拘るのか?
もう名前も忘れましたが、創業して間もなく読み漁った『成り上がり』の本の中に、「スーツ・靴・文具」は、背伸びしても良いので超一流のものを選べ」とあったからです。
普段、色あせたジーンズとスニーカしか着用しない私が、1着でしたが20万円超のスーツと、1足だけでしたが10万円超の靴を30年前に持っていたのです。
面白いものでその効果は抜群でした。どんなに偉そうな年配者と会っても、ビビることが無くなったのです。
1回でよいので一人5万円のフランス料理のフルコースを食べればよいのと同じです。
この文具類が良いのは、少なくとも10年以上は使い続けられるところです。
満足を継続しながら使用すると思えば安いものなのです。