良い傾向
真ダムの高校時代の友人が、高齢の親のマンションを処分したいとのことで、私が北九州の信頼できる不動産会社の担当者を紹介することになりいざ小倉へ。
築48年の古いマンションでしたが、丁寧に住まれていたようで何とか売却できそうでした。
数年ぶりにその担当者に会ったのですが、毎年仕事が増えているとのことで数年前に親から社長を引き継いだようです。
不動産の売却は、私の場合は信頼できる人物とわかれば一般媒介ではなく専任媒介にすることにしていて、今回もそれを勧めました。
その後、真ダムが経理を行うという事で小倉店へ行きました。
私は久しぶりに訪れたのですが、店内やバックヤードや工場も思った以上に綺麗になっていました。
納車待ちの高額車両もちらほらあり、少し安心しました。
店長から北九州の2輪業界の情報を聞くと、各メーカーが移転や店舗増設に動いており、小倉にかなり比重を置いてきたことが理解できました。
衰退しているとはいえ、100万人弱の人口です。周辺人口まで加算すると大きな商圏です。
我がグループも更に力を入れるべきだと感じました。
経理が終了し、私も真ダムも昼食もとっていなかったので、帰りに「資さんうどん」へ。
オーダー後スマホを見ていると、このうどん店グループをスカイラークHDが買収するとの記事。
このうどん店グループは北九州市で個人創業し、その後ファンドが経営に加わり、そして今回の買収です。
ファンドのお陰で北九州市から九州全域へと店舗を増やし、今後は日本全国から海外を目指すとのこと。
社員にとってもオーナーにとっても非常に良いことです。
帰宅後日経新聞を読むと、片隅に非常に刺激的な記事が掲載されていました。
5大商社の一つである伊藤忠商事が、社員の年収を大幅に引き上げるという内容です。
今年度の純利益が8800億円超であればという前提ではありますが。
最優秀部長が4110万円、最優秀課長が3620万円、最優秀課長代行が2970万円。
とても良い傾向ではありませんか!?
簡単に転職を繰り返すよりも、入社したら辞めずにサラリーマン生活を充実させ高収入を得る。
少子高齢化が進む日本社会です。必然的に会社や店の数は需給の関係で減っていきます。
統廃合がかなりのペースで進むことになるのは必然です。
実力のある会社や個人が、一挙に残存者利益を享受する世界がすぐそこに来ています。
これが資本主義なのです。
息子達には社長の年収は上げるなと言い続けてきました。
今まで利益を出しながらほとんど全ての原資を、社員の待遇改善と新規出店へ振り向けてきました。
それを積み重ねることで、社員の給料、休日は増え、時短も進みました。
恐らく業界の平均は大きく超えていることでしょう。
よく息子達は我慢したと思います。
しかし、世の中の変化も急です。役員でないサラリーマンでも年収4000を超え、ユニクロの若手でも1000万円超は数多くいます。
息子達にも刺激が必要でしょう。
年商が10億円を超えたら年収も1500万円くらいにしても良いかと考えを改めました。