国の政策には従うべき
紙の健康保険証が今年12月2日から、新規で発行できなくなります。
マイナンバーカードに一本化されるためです。
私はこの様な政府の施策にはいち早く対応するようにしています。
消費税を上げるとき、社会保険料を上げるとき、医療費を上げるとき、今回のように諸問題を抱えながらもマイナンバーカードを普及させようとする時も、文句ひとつ言わずに日本政府に即従うのです。
日本の最も優秀な官僚たちが知恵を絞り、日本の将来のために考え出した政策なのです。
そして根底には私が日本国を好きがあるからです。
今回の措置にも賛否両論あるようですが、何か事を起こそうとすれば、必ず問題点も出てきます。
それに関しては、その都度改善すれば良いだけです。
我が一家は、私の要請で子供達の家族を含めていち早くマイナンバーカードを取得し、その恩恵に浴しています。
ところが、私の父親だけが私のアドバイスに反して、自分と母親の分を作成していませんでした。
「ほら、こうやって俺に迷惑が掛かる」と思いつつ、無料で申請が出来る出張所である近くの公民館へ二人を連れ出しました。
無料でできる代わりに、事前予約が必要で日時が分単位で決まっています。
その予約を電話でするのですが、そこそこ面倒なのです。
またその日に合わせた、自分のスケジュール変更もしなければなりません。
公民館には駐車場がありません。
当日、真ダムに運転してもらいホームへ二人を迎えに行くと、二人共に何のことやら?
公民館で二人を降ろし私が二人の手を引いて会場へ、真ダムには近くで車で待機してもらいました。
公民館で名前を告げると、直ぐに部屋に通され先ずは写真撮影、それから数種類の書類の記入。
認知が始まっている二人にはとても無理な話です。
私が全ての書類に記入し、パスワードも設定。
その間30分ほど、二人は何をされているのか分からないまま、ボーと無言で前を見続けていました。
全ての書類のチェックが終了し、真ダムの携帯に連絡し迎えに来てもらいました。
つい先日一緒に会食した時にはそう感じなかったのですが、父親の認知が急激に進んでいることと、足腰が弱っていることに気づきました。
後2か月で94歳になる父親です。仕方ない弱り様なのですが、残り僅かの人生でしょう。
私自身も「もっと親孝行しておけばよかった」と後悔しないように、両親が喜ぶように具体的に動こうと改めて決めた一日でした。