知れば知るほど
9月1日(日)から本格的に新事務所での仕事になる予定でした。
ところが実際は、この日の午前中におよそ3時間に及ぶ炎天下でのラグビーのコーチングで疲れ果て、自宅のベッドでばたんきゅう。
事務所に行っても、まだ何も揃っていないので何もできないと言い訳をして、自分を納得させました。
一休みして体力が戻ると共に、先ず「日経マネー10月号」を読破。
本格的に投資に向き合うためと、時間があるので何時もより隅々まで読み込みました。
タイトルが「憧れの 配当・優待生活」。
それぞれの成功者の体験談を面白く読みながら、やはり私との違いは感じました。
この「投資戦略・戦術」と「経営戦略・戦術」は、知れば知るほど、経験値が上がるほど似ていると感じています。
先ず、色んな知識を積み上げながら体験を重ね、それらのノウハウの元に自分の直感を頼りに仮説を立てる。
その仮説に従い最終ゴールまでのストーリーを描く。
息子達に繰り返し言っている言葉があります。
「小さな嘘はつくな」と「決断に良い悪いはない。結果が良ければ良い決断。悪ければ悪い決断。悪い決断以上に悪いことは決断しない事」
人生でも経営でも上記二つのことを実行していけば、何とかなるものです。
新店舗を出すか出さないか、あるいはどの店を閉鎖するか、株式を購入するかしないか、金を買うかプラチナを買うか。
決断を迫られる場面は数多くあります。迷いに迷います。大半の人は迷った挙句に何もしません。
私は、この何もしないという事(現状維持)が一番いけないと、息子達に言い続けているのです。
当然決断して失敗することは出てきます。しかし、その原因を分析してまた自分の直感を修正していけばよいだけなのです。
今回の雑誌に面白い記事が出ていました。
現在の「金」の高騰は、一般的な投資戦略では説明が出来ません。
今までの長い歴史のなかでは、株式価格と金価格は逆相関係にあったからです。
それを敢えて切り込んでいるところが興味深い。
これには、100年に一度の覇権国家の衰退があるという仮説なのです。
オランダ覇権の時代、イギリス覇権の時代、そしてアメリカ覇権の時代。
アメリカ覇権の時代がそろそろ終わりに近づき、外貨準備をドルだけにしておくリスクを、各国の中央銀行が考え出したという説。
普通の人は、中国人やインド人が経済的に豊かになって「金」を購入しているからと考えています。
しかし、大きな視野でみると、新興国を含む米国と対立ないしは友好国でない国々は、基軸通貨のドルを売って金を買っているのです。
実に面白い仮説ではありませんか!?
これを信じている人々はごく少数でしょうが、金価格はもっと上がると。
変人の私は、現在上昇中で誰もが購入する金には興味がなく、圧倒的に『プラチナ』派なのは何度も記述しています。
面白いことに、私と同意見の専門家もいて、さてどちらに軍配が上がるか楽しみです。
ドル円が1$140円を切ったら、試しに『プラチナ』を購入しようと考えています。
私が3度目の100万円から株式投資を始めたのが2014年4月。
2014年8月30日時点でのプラチナ1gは5284円。
当時のドル円相場は、1$=104.09円
それが今年の8月30日時点での1gは4909円。1$=144.95円
これも皆さんに推奨するものではありません。投資は自己責任にてお願いします。
100g購入する場合は1万円以上の手数料がとられますが、500gだと無料となるようです。
20~30年過ぎた頃、息子達や孫達が私や真ダムを思い出す良い材料だと考えているのです。