原理原則は同じ
2024年8月27日(火)18:24読了。
「記憶に残る人になる 福島靖 著」
この本は確か中小企業向けの経営誌に紹介されていたと思います。
20~30代の上を目指す若者で、現在劣等感にさいなまれている人物にはお勧めです。
以前勧めた「コカ・コーラを日本一売った男の学びの営業日誌」と同様、ストーリーはほとんど同じです。
学歴がない人物が最低の営業成績から、トップに上り詰めるというもの。
初々しい感性が無くなった私には少々食傷気味なので、今後はこの類は読むのを控えたいと感じました。
理由は、体験から両者ともに営業の極意を身に着けていくのですが、原理原則は二人共に同じだからです。
当たり前ですが、営業であれ何であれ、ノウハウや技術だけで人が集まるわけではありません。
結局その人の人間性が一番重要だという事。
その人間性を測る物差しは、『信頼』と『感謝』に尽きるというもの。
弊社グループの社是である『信頼と感謝』とまるで同じなのです。
まあ今回の本の中でも、私が特に同意する記述がありました。
1.やらないよりもやることの方がリスクは高い
(私は、やったことによる失敗や成功の数々が自分自身の成長に繋がったと思っています)
2.お客様の本音は、「その他大勢の扱いなんか受けたくない」「自分のためだけに丁寧な仕事をして欲しい」
(私も、自分がそう感じた時がリピート率は確実に増します)
3.大切なのは何をいうかではなく、誰が言うかだ
(信頼できる人物が言わないと何も響きません)
4.感動とは、「期待とのギャップ」である
(年を重ねてくると期待感が減少します。その分気づかないような優しさが身に染みるものです)
5.仕事は一生懸命に取り組むほどラクではなくなる
(苦しくもあり楽しくもある一生懸命を長く続けていれば、気づいた時には出過ぎた杭になっています)
ただ私が人に話すときには、「私が正しいとは限りません」と付け加えることにしています。
『自分にとっての正しさ』を『誰にとっても正しいはず』と思う時点で、すでに「信念バイアス」の中にあるからです。
他人は他人、私は私という根底を忘れてはならないと最近思い始めました。
こんな思想を持っているので、「冷たい人」と一番身近な真ダムから言われるのも当然です。