争奪戦が始まった
8月15日(木)の新聞折込チラシに目が留まりました。
大阪のバス会社が、大阪万博のバスドライバーを募集するものです。
福岡市と熊本市で説明会を開くとのこと。
内容を要約すると、万博開催中のみ働きたい人、その後この募集した会社で引き続き働きたい人が対象。
フルタイムは月給30万円以上、短時間勤務は時給2000円。
1年間は家賃無料の社宅を準備。
この会社で大型第二種免許の取得費用を負担(諸条件あり)
バス、トラック、タクシーのドライバー不足が喧伝されていますが、遂に大阪の会社が九州にまでチラシを入れる時代となりました。
2輪業界も他人事ではありません。
各種ドライバー以上にメカニックは不足しています。
いろんな業種が全国で人材の争奪戦を始めたのです。
このチラシを見て私が感じたこと。
これくらいの条件で、わざわざ九州から大阪まで行くのか?
九州の人件費を甘く見ている気がして仕方ありません。
大金をかけて新聞折込チラシを入れています。ほとんど効果はないと思います。
月給40万円以上とするだけで、かなりの人が動くとは感じますが。
2輪業界も、一時も早く粗利率を40%に持って行き生産性を上げることです。
具体的には、在庫金額は売上高の1.5ヶ月分以内、工賃はメカニック一人当たり100万円/月が当面の目標となります。
そうすれば、整備士資格者月給40万円以上、整備士国家資格取得費用を負担、初心者月給30万円以上と打ち出せます。
これが出来れば自ずと優秀な社員は集まり、ほとんど一人勝ち状態になる気がします。
さて、どの会社が一番に実行するかです。
ビジネスは、一番最初に「出過ぎた杭」になることです。