こんな処にも
先日の土曜日、いつものように書道教室を終え帰宅しようとしました。
すると書道の先生が、証券口座での株の購入の仕方が分からないという事で、パソコンで私が指導することに。
結局証券口座の番号が分からず、銀行からの入金が出来ずに購入までには至りませんでした。
彼女が購入しようとする銘柄は私が知らないものでしたが、相当自分なりに調べたようです。
教室を出る時間がいつもより40分ほど過ぎていました。
バス停へ行きバスの到着時間を調べると、私の乗るコースは便数が少なく30分以上待たねばなりません。
父親から、先週に続きラッキョウとクロキリボウを買ってきてくれと、二日続けて要望があったので、急遽タクシーに乗って帰宅することにしました。
タクシーに乗る時には、勿体ないので常に運転手さんに景気やお客様の動向を聞くことにしています。
今回も同様な事を聞いたら、嬉しそうにいろんなことを話してくれました。
72歳の独り身の男性、孫はいるというので結婚歴はある。
2019~2022年までは年収が300万円を超えることはなかった。
ところが昨年と今年は共に500万円を超えている。
ドライバーがコロナ等で辞めてしまい、会社が残った我々を非常に大切にしてくれる。
ひと月に12~13日の稼働で、一日の労働時間は16~21時間。
タクシーが少ないせいか、走れば走っただけ売り上げが上がる。
今日も午前12時から14時間走って7万円を超しそうだからもう上がるとのこと。
つい最近ボーナスが出て54万円もあった。自分のタクシー人生の中で最高金額。
昨年は孫に70万円やったが300万円も残った。
「笑いが止まりません」と景気の良い話に驚きました。
お金の話で「笑いが止まらない」という言葉はあまり聞いたこともありません。
各種経済記事で、月収100万円近いドライバーがいるという事もあながち誇張ではない気がしました。
このような処にも『残存者利益』はあるのだと、経営の視点の参考になりました。
カード払いをお願いすると、私の目の前にある今まで広告宣伝が行われていた大きな画面で、クレジットカードをタッチして、自分でカードを差し込むと自動で領収書が出てきました。
またまた、このような処にも確実にDXが進んでいるのです。
明らかに世の中が今までと変わっていました。
とても安いと感じた乗車運賃1870円でした。