現地視察
次男と新店舗の候補地へ、午前9時40分から午後5時過ぎまで行ってきました。
新店舗については、新築は止めるように子供達にはアドバイスしています。
理由は、資材高騰、人件費高騰による建築費の高騰です。
デフレの時代には、20年の事業用借地権で建築しても5~6年で黒字化して、残りの14年~15年は内部留保が可能でした。
しかし現在では、借入金額が3割以上膨れ上がり、借金返済に汲々とすることが目に見えているからです。
その場所は、輸入4輪車のディーラーが入居していた跡でした。
建物や内装等もそこそこ立派で、少し店舗を改築すればやれそうでした。
しかし、その物件を見た後に周辺を車で回りましたが、兎に角寂しい。
バイクはほとんど見当たらないし、人の影もあまり見えません。
高い建物もほとんどありません。
その都市の人口を不動産業者に聞くと20万人を切るとのこと。
ちょっと無理かもしれないと二人で話しながら、自宅方面に向かう途中で知り合いの同業者が近くに店を構えていることを思い出しました。
急ではありましたが、近くのコンビニで土産を購入しその店を訪れました。
商売の近況を聞きつつ、新規で輸入二輪車の店舗を出すならどこにするかを問いました。
この店に来る途中で子供とこの辺が良いかもという場所と一致しました。
ところが詳細に話を聞き進めると、近場の大手企業の衰退が激しい事と、富裕層が少ないことが分かりました。
その店を後にしながら、出店要望されているもう一つの都市の人口を調べると、思った以上に多い50万人とのこと。
子供と共に、こちらの方がリスクが少ないと意見が一致。
自宅に帰宅して、たまたま我が家に来たベテラン営業マンに二つの都市のことを聞くと、即答で最初の都市は駄目で人口が多い後者の方が良いと。
最終的には次男が決定しますが、長男も交えた話し合いでは後者にしようとの話に落ち着きました。
現地視察は特に重要です。
何度も繰り返していると、自然と直感でやれそうかそうでないか分かるようになります。
息子達がより多くの経験を積むまでは、私も同行しようと思いました。