良い傾向

 国税庁が7月1日(月)に、今年1月1日時点での路線価を公表しました。

路線価は、相続税や贈与税の算定基準となります。

福岡県内の前年に対する伸び率は、5.8%で3年ぶりの全国1位。

 福岡市内に目をやると、福岡県内で高かった伸び率が「東区千早並木通り」で14.3%。

次が「早良区西新4丁目明治通り」の14.0%。

同じ程度の伸び率でも価格は早良区の方がおよそ倍くらい高い。

 西日本新聞の見出しには『路線価 福岡市の重心「東区」へ』とありました。

理由は、早良区の一部や中央区には住居に適する土地の不足と地価の高騰のために、割安の東区の人気が出たようです。

全てにおいてとても良い傾向だと感じました。

 因みに九州全県で伸長率が前年比で下落したのは鹿児島県のみ。

宮崎県も横ばいで南九州の成長が危ぶまれているようです。

地価の下落と老齢化が進む鹿児島、宮崎。店舗や企業の統廃合が一気に進む可能性があります。

長男には、新規出店のチャンスだと教えています。

 30年近く前から、私は福岡市の成長を感じとり、いずれは欧米並みにエリアの貧富の差が激しくなると仮説を立てました。

最初は東区、南区も見て回りましたが、私の感覚には合いませんでしたし、日本国内で最も混雑する飛行ルートの真下に位置すること、次に地下鉄が開通していないことに、成長には限度があると判断。

教育環境や中流層の厚みから、当時は不人気な城南区に的を絞ったのです。

 現在までは想定通りです。地価の上昇も福岡市内では緩やかな方。

この地を選んだ一番の理由は、一般的には地価の上昇が起きにくい「一種低層」地域だったこと。

地下鉄沿線では、マンションばかり建ちます。逆に地下鉄駅近の「一種低層」地域は、希少価値が生じると仮説を立てました。

早良区の一部や中央区の便利な場所に一戸建てはほぼ不可能なのです。

無理やり建てても、隣り近所のマンションから見下ろされるばかり。

 今回も、我々のこの地味な地域は目立たず、どのマスコミも取り上げていません。

いや~良いですね、実に良い!!

私の理想の「地味な気づいたらめちゃくちゃ美人」そのものです。

地味なうちに、この区域に更に土地を購入する計画を立てています。

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