努力の差は何等かの形で出る
2か月ほど前に、自宅近くのまだ新しい家に住む青年が我が家を訪れました。
彼は、昨年度町内会の組長を任され、今回我が組から町内会全体の副会長を出さなければならないとのこと。
3人にお願いして断られて途方に暮れていました。
その真面目さと熊本県出身という事もあり、私は笑顔で「ああ、よかよ」と返事。
地域への社会貢献も何らかの形で行いたいと思っていた矢先でした。
最初の会合に行くと新会長は私より年下の男性。
6組の組長と会長、副会長、会計、顧問を入れた総勢10名。うち男性は3人。
こちらに住んで20数年経ちながら、隣近所のことをほとんど知りませんでした。
この町内にはおよそ150世帯あり、かなりの規模に驚きました。
副会長の職を前任者の女性から引き継ぐと、一番重要な案件が『城南区男女共同参画推進』への出席とのこと。
この最初の会合へも出席しました。女性の会長を含む女性6名に男性3名。
毎月金曜日の午前中に会合を行うようです。
色黒、短髪の私が新人として自己紹介したら、皆さんから「わーこんなに若い男性が入ってきてくれて嬉しい」と。
いったい私がいくつだと思っているのかと思いながらも、大きな期待度を感じました。
すると、毎月1回金曜日の会議と聞いていましたが、6月23日(日)の城南区全体の研修会には是非出席願いたいとの要望。
ボランティアのラグビーがあるのですが、コーチングはS氏とF氏がいるので問題ないだろうとこちらに出席することにしました。
「令和6年度 城南区男女共同参画推進研修」に、城南区役所3階の大会議室へと行ってきました。
総勢80名ほどの参加だったと思います。
講演者は、元福岡市市民局長、元早良区長の「井上るみ」さん。
私より1~2歳ほど年下と思われました。
彼女の体験から、この男女共同参画が如何に重要かを面白おかしく1.5時間学びました。
天邪鬼の私は、この様な講演会は大体否定形で入り、大したことはなかったと終わるのですが、今回はかなりの納得感がありました。
育休などない時期から彼女は、生まれて3か月の子供を保育園に預けて、仕事に邁進するのです。
幼子が病気で大変な時期には、自分と夫の母親に相当お世話になったそうです。
何度も男性社会の壁に突き当たりながらも、女性でも出来る実績を積み上げていったようです。
ありきたりですが、「諦めない気持ち」と「笑顔」が大切。
この講演を聞きながら思い浮かべた人物がいます。
私の知人のパワーカップルの奥様です。彼女は本社が東京の上場企業に勤めていますが、大半はリモート等で福岡で仕事をこなします。
東京本社出張の時には、生後数か月の二人目の子供を抱いて東京へ行くのです。
上記女性二人共に相当な努力をされていることでしょう。
しかしこのような努力は、必ず何らかの結果は残すものです。
一番顕著なのが生涯年収です。何もしない主婦と彼女達とは老後の格差はかなりのものになっていることでしょう。
やはり、若いうちに楽して老後も安泰などはあり得ないという事だと思います。
「ワークライフバランス」などと宣わっているうちに、アジア諸国にことごとく負ける気がします。
息子達にはいつも言っていますが、若いうちは少々家庭を犠牲にしてでも猛烈に働くことです。
帰宅すると、朝からパソコンに向かっていた真ダムが、「やったー、一つ終了」と。
長男の会社の月次決算が終了し、残すは次男の会社のものが少しだけとのこと。
11店舗分の経理を行っている彼女の姿と、今回の研修で『女の幸せは男で決まる』と昔から思っていたことは封印することにしました。