汗が出るほど頭を使え
内閣府が6月10日(月)に景気ウオッチャー調査を公表しました。
肌感覚と同様、九州の街角景気が5か月連続で悪化していることがわかりました。
物価高や人件費高騰等が主な原因とのこと。
まあ、これらの要因は誰しも想像出来たことです。
その根拠の元に、どのような手を打ってきたかが経営者には問われます。
30数年の経験上、九州の2輪業界における経営者が対策を打っている可能性は低いと感じています。
我がグループ11店舗の各店長も同様でしょう。
経営者としての息子達はどうでしょうか?
息子達2人+11人の店長の誰か一人でもよいので、何らかの対策をしていて欲しいものです。
上手く行きさえすれば、他社との圧倒的な差につながる可能性があります。
滅多にないピンチ(チャンス)が業界に訪れているのです。
このような消費減退の環境になると、大抵の店主は「値引き」に走ります。
このレベルの経営者の下で働く人たちは誠に可哀そう。
チャンスなのですから、価格を上げて同時に質まで上昇させ、且つ接客も最上を目指し、優良顧客に信頼してもらえれば、少人数・小時間で大きな利益が得られます。
他店が苦しむときに、この利益でお客様に還元するイベントを開催し、新規出店を行えば、ダントツの地域一番店になれます。
大体の店主は、現状維持がほとんどです。
それでも何とか食べていけるのが2輪業界。
頭から汗が出るほど知恵を絞り出し、そのアイデアを行動に移せば、『出過ぎた杭』になり、競合店はいなくなります。
ここまでくれば、完全週休二日制を取り、就業時間短縮にも手を付けられ、そのことによって優秀な社員が集まり、サービスが向上し優良顧客の数も増えます。