日本人の凄さ
昨日は、珍しく寝つきが悪く、午前8時前にだるい感じで目が覚めました。
洗顔のために階下へ行くと、TVが点いていました。
NHKの「新プロジェクトX」が放映されていたのです。
5月11日に放映されたものの再放送とのこと。
タイトルは「明石海峡大橋建設秘話」。
私は新卒での初めての就職先で且つ、初めて九州を出て住んだ場所が兵庫県だったので、気になってソファーに腰掛けその番組を見ることにしました。
この明石海峡大橋は、車と高速バスで合計2度通過したことがあります。
その時にはあまり気にも留めなかったのですが、つい最近まで世界一長いつり橋だったことをこの番組で知りました。
神戸市と淡路島と四国を結ぶ壮大な計画です。
70年前にこの橋の必要性を訴えた人物が、明石市長だった原口忠次郎氏。
実際にプロジェクトが動き出してから40年の月日と、延べ210万人の人々が関わり完成したのです。
当時つり橋後進国だった、日本の技術者たちの知恵と工夫と諦めない気持ちの物語だったのです。
幾度も挫折しそうになります。特に完成間近の時に阪神淡路大震災が発生します。
あの大災害さえ乗り越えたのです。
番組を見ながら何度涙したか分かりません。
日本人であることへの改めての誇りと、日本人技術者への大いなる尊敬の念を抱きました。
その橋が見える高台に原口忠次郎の墓が建立され、橋の入り口近くに彼の残した言葉が碑となっています。
『人生すべからく夢なくしてはかないません』
是非、いろんな人達に見てもらいたい番組です。