こんな時こそ

 5月16日に内閣府が発表した1~3月期のGDP速報値が、前期比で年率換算2.0%減となりました。

これだけでは、大半の人が何のことか理解できないと思います。

視点を変えて、日本のGDPの5割以上を占める個人消費に焦点を当てましょう。

こちらは前期比0.7%減で、感覚的には大したことではなさそうです。

 ところが、4半期連続の減少となると大問題となるのです。

これはリーマンショック以来の危機なのです。

確か、弊社グループもリーマンショックの時には赤字に転落しました。

 米国ダウが4万ドルを超える一方、日経平均は今年の高値から2000円も下がったままです。

金融というものは正直なものです。

円安も金利差だけでなく、その国力も表しています。

日本経済に黄色信号が灯っているのです。

 これからの環境悪化に経営者は立ち向かわねばなりません。

何度も記述していますが、経営者は業績の悪化を外部に求めてはなりません。

遅くないので、今からでも次々に考えられる対策を打つべきです。

 2輪業界では先ずスタッフの意識改革が必要です。

コロナ感染症の追い風で、何もしなくて売れて利益が出た感覚を一掃すべきです。

原点に返り、「整理・整頓・清潔・清掃・躾・作法」のチェック、「楽しく・明るく・元気よく」の徹底。

お客様と一緒に遊び、接点を増やす。

 私の株式投資も同様ですが、失敗した時の次からの行動が、更なる成長に繋がることを忘れてはいけません。

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