The Hare and the Tortoise
イソップ物語の「ウサギとカメ」のタイトルです。
hare は野兎のことで、tortoise は陸亀のこと。
誰でも知っている寓話ですが、ウサギの目標は亀で、亀の目標はゴール(山頂)です。
最終的には、他人のことは気にせずに地道に努力を続ければ、目標には達するという、私好みのお話なのです。
幼稚園児や小中学校生にラグビーを教えていて、このことを強く感じます。
まあ、中には非常にまれに幼い頃から秀でた才能の持ち主もいますが、大成している子供の大半は「亀」が多いのです。
ケアが大切なのは、どちらかというと運動神経が良い子供が成長しない時期の対応なのです。
私も今実感しているのが書道です。5年前に始めるまでは、とても読める字ではありませんでした。
私が書いたメモを見ると、子供達や真ダムには読めないと言われ、私自身も判読がつかないくらい。
それが、最近準4段に昇格して、以前の書いたものと比較すると、明らかに上手くなっているのです。
人のことは気にせず、最高位の8段だけが目標です。
テニスも、学生時代やサラリーマン時代より、今が一番上手くなっています。
変形性股関節がなければ、70歳以上の全日本の予選くらいは出たい気持ちです。
孫達には、ラグビーかテニスをさせたいと思っていましたが、子供達が日曜日に仕事のためラグビーは断念。
初孫には、今年の3月まで2か月間ほどテニスの個人レッスンを行いましたが、小学生に上がり色んな習い事と時間が合わなくこちらも断念。
かなり活発で運動神経が良く、期待していただけに残念でした。
2番目の孫は、どちらかというと大人しく、何事も怖がりで、年少の頃は外で遊ぶことも嫌がるほどでした。
最近、何とか外で一緒に遊ぶようになり、スポーツで何が好きか問うと、「野球」との返事。
たまにキャッチボールをしてあげながら、テニスのお試しレッスンに連れて行きました。
すると楽しいといって、習い事のない土曜日に近くのテニススクールに加入。
昨日、私は久しぶりに何の用事もなく、攻撃株も下がる一方で株式投資の画面も見る気はしなくて、夕方はベッドで寝そべっていました。
すると、彼が「じいじ、テニス教えて」と我が家に来たのです。
『あの孫が!?』と驚きと共に、「これは化けるかも」と直感しました。
直ぐに目の前の公園へ行き、30分ほどレクチャー。
遊びでやっていた頃よりも、確実にラケットにボールを当てていました。
真ダムにストップウォッチを自宅に取りに帰らせ、公園の手前の木から走らせて、向こう側の木にタッチして戻ってこらせることに。
恐らく往復40メートル前後はあるでしょう。
最初のタイムは16秒46。腕の振りを教え3本目に15秒84。
面白くなくなったのか4本目は、16秒82。
そこで、休憩を入れキャッチボールを10分ほど。
「よおし、最後の試験」と、5本目を走らせました。
すると何と15秒36が出たのです。
本人も飛び上がりながら喜んでいました。
好きなことを、継続する。意外にこのことが天才を凌駕するものです。
現在6歳(年長)の彼が18歳まで続けることが出来さえすれば、そこそこのものにはなれるはずです。