多死社会
日本は、高齢化に伴い死亡者が増加しています。
2020年の65歳以上の死亡者数は125万人となり、20年前の65%増とのこと。
2025年に人口が一番多い団塊世代の全ての人が後期高齢者になる「2025年問題」は、私たちが考える以上に大変なことです。
つい最近、大学時代の仲間のLINEで、同級生の死が知らされました。
原因は不明ですが、あまりにも早い。
自分もいつそうなるかもしれないと、少々不安にもなりました。
ただこの多死社会を詳細に分析すると、また更なる問題が浮かび上がってくるのです。
それは、この死亡した高齢者の2割が独居だったという事です。
最近、益々身寄りのない老人が増えているそうです。
想像するだけでも、非常に悲しく辛いことです。
狭い国土の日本でありながら、且つ海に囲まれて海外へ行くわけでもないのに、『独居』なのです。
あまりに米国かぶれの個人主義尊重の代償の様な気がしてなりません。
富山県や福井県の幸福度が高いのは、近くで親子供達が一緒に暮らしているからだと思います。
独居を避けるには、「個人」から「家」への回帰が重要だと思います。
スープの覚めない距離に子供達や孫達がいて親達もいる私は、幸せだと思います。
元旦の午前中は必ず我が家に家族全員が集まるとのルールを徹底した、昭和の感覚が生きてきました。
日本株の再発見、日本の観光名所の再発見、日本料理再発見等、世界中が日本の良い所に気づき始めました。
日本独特の良い所は残すべきなのです。
戦前と言われるかもしれませんが、これからは「長男」と「家」がポイントになると思います。
これさえしっかりとしていれば、日本においては幸福度は増すのではないでしょうか?