技術の進歩

 2024年1月24日(水)午前7時半現在の外気温度が0.8度。その時の室内温度が21.2度。

新居に移ってから丸2年が経過しました。

そして記憶の限り初めて、外気温度の表示で「0」を見たのです。

周りを見渡すと、道路に雪は積もっていなかったのですが、屋根にはうっすら残雪が見られました。

 数ある住宅メーカーの中からこの新居を選んだ一番の理由は、機能性の優秀さでした。

外観は普通なのですが、屋根は全面太陽光パネル、蓄電池も装備していてオール電化。

樹脂製の3重サッシと、一番の売りが階段を除く1~2階全てが床暖房。

風呂場の床まで床暖房なのです。

 一般的には床暖房は費用が掛かると言われ、都度付けたり消したりします。しかしこの住宅はつけっ放しでも電気代はそんなにかからないのです。

9.8キロワットの太陽光発電と蓄電池のお陰なのです。

 敢えて欠点を上げれば、その日の1階の室内温度は21.2度でしたが、2階のそれは20.9度と、2階の方が若干低くなる程度です。

この温度も調整可能なのですが、室内温度を上げ過ぎて外気温度との差が大きくなりすぎれば、外に出た時の体への負担が増すので、室内温度は大体21~23度になるようにしています。

 30代中ごろ、エレベーターの無い賃貸アパートの4階まで、18ℓの灯油ポリ缶を両手でそれぞれ一つずつ強く握って運んだ記憶が蘇ります。

30代後半から40代ではマンションの3階が、灯油缶が不要なくらい暖かい事を知りました。

エアコンだけで十分暖かいのです。

40代からつい2年前までは、一軒家の寒さに閉口しガスファンヒーターを取り付けました。

 現在は、朝起きてから寝る間で、また寝ている間も何の操作も力仕事もいりません。

外気がどうあれ、室内は21~23度に常時設定されているのです。

 年を重ねてくると分かりますが、次第に体力はなくなり気力もうせていきます。

その時に、若い頃と同様な事をしなければならない事態になると苦痛が伴います。

 32~62歳までの30年間、借金を返し続けるためと社員の生活を守るために、家庭のことは全て真ダムにお任せで我武者羅に仕事に没頭。

倹約したというよりは、使う暇もなく溜まったお金で株式投資を続けたきたことが、やっと今になって褒美として返ってきた感があります。

 完全に週休二日で仕事をした人と、年間20日ほどしか休まずに仕事をした私。

一日の就業時間が8~10時間の一般的な人と、13~17時間の私。

この30年間の仕事量の差は、概算で3000日分にも相当するのです。

その3000日分の差を今、享受しているに過ぎません。

経済の原則はいたってシンプルなもの。

『入るを量りて出ずるを制す』

  私は本当に運が良いと感じるのは、この30年弱のデフレの時代に、ほとんど全ての借金を完済したことです。

お金の代わりに残ったのは、不動産と株式。

6年ほど前から世の中がインフレとなり、私の資産が勝手に増加し始めたのです。

 今回購入するマンションも株式を売却すれば現金一括でも買えました。

何故3000万円もの借金を敢えてしたか?

 私のここ数年の資産運用成績は、平均で前年比12%アップくらいが毎年続いています。

それなら、1%前後の借入利息を支払っても、私が3000万円を運用した方が得だという簡単な理屈からです。

 

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