困難な予測
ここ最近、日経平均が異常な値動きをしています。
1日の振れ幅が700円前後になることもあります。
投資歴41年目を迎えた私でも、一方的に上昇したり下落したりすることは経験がありますが、この数日のように、いきなり上昇しながら終値で前日値を下回るようなことはほとんど経験していません。
私の保有株は全て、昨年末よりも若干含み益が増えてはいます。
しかし、妙な不安感があるのです。
暫くは、完全に様子見が正解な気がしています。
株式投資でも注意が必要なことは、インフレ時には株価が下落していなくても変動していないという事は、下落と同じ意味だと認識することです。
預金と同じでインフレ率を下回るレベルの上昇では、株式投資の意味はありません。
世界の政治経済情勢が不透明で、日本の政治経済も不透明感を増す中、経営者は何に気を付けなければならないでしょう?
宅急便の生みの親である小倉昌男氏の言葉
「売り上げをダントツにしよう、シェアを伸ばそう、利益率を向上させよう、コストを下げよう、社員の給与を引き上げよう。こんなことは同時には実現できませんよ。一番大切なことは何かを考え、順番に実行することです」
次に『のし上がり』の最高峰である孫正義氏の言葉
「100頭ぐらいの馬の群れが、ワーッと競争して走っている中で、一人だけ飛ぼうと思ったら、他の馬が休憩している時に、狂ったように一人走る。寝ても覚めても何があっても、そのことを集中的に考えていないと。もう、その思いを抱いて寝るっていうぐらいの情熱がないと抜きんでるのは難しい」
不透明な感覚と変革の予感は誰しも持っているでしょう。
この変革の時は、まさしく企業が一気に成長できる時期であることは歴史が証明しています。
衰退して成熟している二輪業界だからこそ、この大変革の波には、大きなチャンスが潜んでいる気がします。