できる時にできる事を
元旦は、早朝の雨模様も収まり、次第に雲間に太陽すら見えるようになりました。
私は午前11時に老人ホームへ両親を車で迎えに行きました。
今年94歳の父と92歳の母も、ひ孫に会えることを大層楽しみにしていました。
午前11時半頃には、長男家族、次男家族全員が我が新居に集まりました。
コロナ感染症の影響で4年ぶりの全員参加でした。
昨年夏に義母が亡くなったので、あまり派手なことは控えようとして、お年玉のプレゼントとおせち、雑煮を食べるくらいにしました。
食後には、長男の家に行き、8畳の和室に鎮座している仏壇の前で、全員で読経。
5歳と6歳の孫達が経典の一部を諳んじ読唱したのには驚きました。
このような文化は、やはり親の背中を見せるに限ります。
午後2時過ぎまでの3時間余りを、12人で過ごし、両親が何度も「今が一番幸せ」と言ってくれました。
全員で記念写真を撮って、次男が両親をホームまで送っていきました。
特別な事をしてやったわけでもありません。
それでも、なるだけ元気な姿を見せて、話し相手になってやるだけで、幸福な時間となります。
いつ何が起こるとも限りません。
できる時にできる事を行うことが、後悔しない方法だと、体験で確信しています。
夜になってTVを付けると、北陸地方の日本海で大きな地震が発生との報道。
大きな被害にならないことを祈りながら、改めて、『できる時にできる事を行う』重要性を感じました。