良き先例
IMFが近頃、2022年における一人当たりのGDPを公表しました。
日本経済が衰退して久しいといわれていますが、正にその結果です。
日本のそれは、3万3900ドル。
アジアでダントツなのが、シンガポールの8万2808ドル。
まあ何とも情けない結果ですが、素直に受け止めるしかありません。
因みに、シンガポールの人口は592万人でおよそ福岡県と同じ。
面積は、734㎢で福岡市のほぼ倍。
土地も資源もないシンガポールが、何故ここまで成長しているのでしょう?
簡単に言えば、観光と金融立国だからです。
特に金融には力を入れています。
シンガポールに比較すれば、福岡市は農業も漁業も盛んです。そして何より商業も盛んなのです。
これに、金融が加われば、一人当たりのGDPは一気に上昇するでしょう。
第二次世界大戦に敗れて、米国にいいように経済をコントロールされてきました。
しかし、現在の米国に今までの余裕も力もありません。
米国には堂々とお金を支払って、安全保障面の後ろ盾になってもらいさえすればよいのです。
私は、日本全国の市町村が同レベルの、一人当たりのGDPである必要はないと考えています。
他の場所はさておいて、福岡市だけは、金融立市をどんどん進めるべきです。
10年もすれば、相変わらず日本全体の一人当たりのGDPの値は低いままでも、福岡市だけはアジア1番となっているはずです。
そのためには、強力なリーダーシップが求められます。
そういった観点から、最近では政治も必要と考え出しました。
平等などという事はあり得ないと考えています。公平ではあるべきですが。
世界各国から富裕層が福岡市に来たがるような政策を打つ、長所伸展法が一番効き目があると思います。