充実した一日

 一昨日、書道教室にて「条幅」を完成させました。

これは、縦136㎝、横34.5㎝の書道用紙に、少し太めの筆で書きしたためることです。

普通の筆よりも毛の量が豊富で、長く揃えてあります。

普通の筆が約2000円で、この筆はおよそ20000円。

 墨を根元までたっぷりと吸わせ、4文字くらいを途中で墨を追加せずに書き上げなければなりません。

文字数も14文字もあり、字体も行書体に少し六朝体が入っています。

3段に昇格したからこその難関なのです。

 初めて練習した時には、字と字の間隔はバラバラで、字体もきちんと書けませんでした。

理由は、腰をかがめながら、中腰で書いていくからです。

 流石に股関節に痛みが来るので、途中では床に座ることもしながら練習を重ねました。

本来は水曜日の午前10時30分~12時までの教室なのですが、私は10時15分には教室に入って練習。

この1時間45分で練習できるのは4枚がせいぜいでした。

 2枚も書くと、心底疲れを感じます。一回の墨付けだけで4文字を書くことも、なかなか難しいものでした。

それが、12月13日(水)の締め切り日の正午前15分に、納得できる作品が出来上がったのです。

 体育会系の私にとっては、とても新鮮な喜びでした。

先生に「もうこれ以上書けません」と見せると「うん、のびのびと書いていて良い。記念にきちんと押印して額装したら記念になります」と言われました。

 名前に初めて「秀峰」の雅号を書き、3つの押印をするとのこと。

「自分の姓名」「雅号」と好きな二文字の3点セットの印を作るのが正規。

好きな二文字は「感謝」と「大志」が浮かび、最終的には「大志」をチョイス。

 帰宅後午後4時にテニスクラブのコートへ行き、6歳の孫とその友達にテニスレッスンを行いました。

同じ年ごろの子供達をラグビーで何年間も教えているので、私には直ぐにいろんなメニューが浮かびます。

この二人共に今は野球に夢中なようですが、何とかテニスの方へ気持ちが向くように工夫したいものです。

 午前中は生徒で午後は先生。充実した一日となりました。

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