私のポリシー

 天邪鬼を自他ともに認める私ですが、若い頃はそうは思っていませんでした。

8年半に及ぶサラリーマン生活の内、後半の6年半を東京の一等地で過ごしたことが大きく影響しています。

社宅が目白駅下車、会社は永田町と赤坂駅下車。虎ノ門や六本木もすぐそばで、所謂富裕層のど真ん中にいました。

そこで感じたことは、普通では絶対に彼等に追いつけないという事。

 そこから意識して、経営の勉強や人生の本を読み漁り「パレートの法則」に納得して、自分なりの人生指針として「2:8」の法則を実行していれば、楽に勝者になれると分析。

出来る限り些末なことでも「2:8」を意識するようにしました。

 簡単なことです。8割の人が右に行くといった時には私は左に行く。8割の人が表といったら裏を支持するといった具合。

そこからいつの間にか家族間で、特に真ダムから「変人・天邪鬼」と命名されるようになったのです。

 総務省の「2022年家計調査」によると、世帯主が65歳以上の無職世帯の平均金融資産は、2359万円にのぼるそうです。

私の想像以上の金額でした。恐らく一部の富裕層が平均を引き上げていて、中央値はもっと低い気がします。

その金融資産の内約66%が預貯金だそうです。その平均額が1564万円。

 私の場合を比較してみました。預貯金の絶対額でも圧倒的に私の方が少ない。

預貯金の割合は6.6%しかありませんでした。

私の金融資産の割合は、大部分が株式でそれに生命保険が続きます。預貯金は驚くほど少ない。

 天邪鬼といわれる所以ですが、私の方がストレスなく生活が過ごせると考えています。

約7割を預貯金に回していると、資産が増えるどころか、インフレで価値がどんどん目減りします。

少しずつ預貯金を取り崩さなければ生活が苦しくなります。

これって、かなりのストレスだと思います。

 私の年金額は、上場企業のサラリーマンより少なめです。

それでも、預貯金を取り崩すことはありません。理由は簡単です。

3%のインフレが起こっても、株式の配当率は3%を超えているからです。

私の生命保険も70歳になったら支払い済みとなり、且つ一生涯の死亡が保証されます。

放って置くと勝手に解約金が増えていきます。

 取り崩しながら生活するのと、普通の生活を配当金と年金で行いながら勝手に資産が増えていくのでは、今後20年間の生活の質はかなり違う気がするのです。

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