最後のチャンス
私はこのブログを書き始めて9年超となります。
3300話を超えました。当時のサブタイトルは「現状維持は衰退の始まり」というもの。
そして昨年、「驕りと現状維持は衰退の始まり」に加筆しました。
理由は、私が9年前くらいから仮説を立てていたことが、ことごとくその通りになっており、知らず知らずのうちに天狗になっていたからです。
今でこそ、インフレについて盛んに言われるようになりました。
しかし、デフレ下の数年前までは「現状維持が勝ち」と思われていたのです。投資よりも貯蓄が優先されました。
逆にインフレ下になると、今日の100円は来年97円になり、再来年は94円となるのです。
私はこのブログを始めるとともに、いずれインフレが来ると読み、法人、個人共に投資の機会をうかがい、それなりの情報収集と行動を起こしていました。
それが法人では、長崎店と鹿児島店の新規オープン、投資用のビルの購入と売却へと繋がっていくのです。
個人では、古いマンションを売却して新たなマンション購入、新たな土地の購入と新居の建設へと進みました。
簡単な話です。どうせ現金が目減りするなら、その現金を元手に追加で安い金利のお金を借り、設備投資や人的資本への投資を加速させるべきだと思います。
分かっていても、リスクがあります。そこで大抵の人は躊躇するのです。
しかし、私の見立てでは、安い金利での投資機会は今年いっぱいから来年までで、それこそ最後のチャンスだと思います。
8月22日に厚生労働省から公表された「ジニ係数」が話題となりました。
この数字が0.5700となり、2017年の0.5594より拡大し、過去最高の2014年の0.5704に近づいたというもの。
このジニ係数は世帯ごとの所得格差を測るもので、格差が大きくなるほど「1」に近づき、全員同じ所得だと「0」になります。
私のように現預金をほとんど持たずにリスクを取って投資する人と、現状維持の貯蓄だけしている人との格差は、今後一気に広がることでしょう。
それは仕方ない事なのです。