隠された事実
私は、スマホの活用においては、恐らくかなり低レベルであると認識しています。
メールの受発信、電話、ニュース閲覧、株価閲覧、メモ機能、スケジュール管理でほぼ全てだからです。
スマホの使用時間において、一日、1時間を超える日はあまりありません。
インスタグラムやティックトック、更にはツイッター、ゲーム、音楽等は一切行っていません。
これらのアプリは、脳内ドーパミンを増加させるように設計されており、この隠された事実を一般の人々は知りません。
その影響度はタバコと同じくらい依存性が高い。
禁煙に苦労した私には、その影響度が怖いくらい理解できます。
このようなテクノロジーは、子供の精神的な成長に害を及ぼしているというのが、最近では科学的なコンセンサスとなっているそうです。
たまに乗る地下鉄やバスの中で、殆どの人が何もしゃべらずにスマホを見ている現状に、違和感と怖さを感じています。
それ故、何もしない空白時間があるようなときには、少々重くて面倒でもショルダーバッグに新書や文庫本を入れておきます。
光と影、長所と短所は常に表裏一体。
便利になればなるほど、いつの間にか大切な何かを失っていることが多い。
技術の進歩や環境変化のスピードが異常に速い現在、ビジネスはそれなりに対応する必要があるかもしれませんが、私生活においては、アナログを大切にして、それらに付いていくのは、半歩遅れくらいがちょうどよいのかもしれません。
大きな自然の中で、ゆっくりとした時間を過ごし、なるだけテクノロジーなものには触れず、五感を鋭敏にする時間も必要です。
五感が鋭敏でなければ、それこそ情報量についても、その内容についても、薄っぺらなものになります。
どれだけ技術が進歩しても、『情報量・質は移動距離に比例する』のですから。