気付かぬうちに
天邪鬼の私は、大半の人が右を見ていたら左を、前を見ていたら後ろを見るほど変人です。
このブログで何度も記述し警鐘を鳴らしてきたことが、起こりつつあります。
数日前までは、線状降水帯や水害の被害が、マスメディアで大きく報道されていました。
その陰で小さく取り上げられていたのが、新潟県五泉市の早出ダムの貯水率が「0」になったとの報道です。
これは29年振りとのこと。一大米産地の危機だと伝えられています。
東京都の水瓶である関東各地のダムも、揃って貯水率が30%前後となり始めました。
帰省ラッシュが終わり、コロナの影響も薄れて、今後東京都の水の使用量は一気に増えることは想像に難くありません。
いよいよ私が恐れていた『渇水』の恐怖に、都民がおののく事態にならなければ良いのですが。
いつも言っているように水害は防ぎようがあります。
それが発生するような所に住まなければ良いだけだからです。
しかし、水不足は如何ともしがたいのが現状です。
大抵のことはお金で解決できます。
しかし、この水不足だけは、富裕層だろうがそうでない人達も等しく苦難に会います。
東京都の一極集中を防ぎ、ふるさと創生の施策がいろいろ打たれていますが、ほとんど効果が出ていません。
今年関東周辺の貯水率が「0」になり、都民の大半が飢餓に直面すれば、一気に解決するかもしれません。
少しずつ若者の都会から田舎への移住が進んでいるそうですが、将来的な食糧不足と水不足の心配ない所を選ぶことを最優先すべきです。
この様な事を書くと、現実離れしていると感じる人も多いと思いますが、既に自然環境が「今までに経験したことのない」の連続であることを忘れてはなりません。
因みに、2023年8月18日午前9時現在の福岡市の貯水率は「91.8%」。
昨年比1.8倍の数量です。五ケ山ダムの新設は、大正解だったと思います。これが政治です。
シリコンアイランドを目指すことはとても良いことですが、半導体製造には大量の水を使用します。
良好な天然資源である熊本県の地下水の保全を同時に考えていかないと、大きなしっぺ返しを食らう事となるでしょう。
水害で戦争は起こりませんが、渇水で戦争は起こり得るのです。