少しリスクはとっても
健康保険組合連合会によれば、2023年度の健康保険料率は「9.27%」。
厚生年金保険料率と介護保険料率を合わせた社会保険料率は約「30%」。
これに租税負担を考慮すると国民負担率は「46.8%」にもなるそうです。
今年度の賃金上昇率はかなり高く、且つ最低賃金も1時間当たり1000円を超えます。
来年度もその傾向は続くと思われ、とても良い事だと思います。
この潮流に乗れない会社は、自然と淘汰されるでしょう。
生産性を上げるしかないと言われてもピンとこない中小企業が大半です。
目の前の簡単な事から始めればよいのです。
2輪業界でいえば、先ず、値引きの額を少なくする。次にカスタマイズ等によって付加価値を付ける。
修理の時間短縮をメカニック全員で考える。
修理に自信があれば、1時間当たりの工賃を値上げする。
これらの血の滲むような努力をして、会社の利益を上げ、その結果社員の給料も上げられます。
しかし、受け取る社員にとっては、上記国民負担率を考えると、さほど増えた気がしないのです。
このジレンマを解決するには、やはり少々のリスクをとっても何らかの資産運用をするしかないと思います。
私は、社長としての給料は抑え、その不足分を補って余りある株式投資での利益がありました。
振り返ると、経営期間の半分以上の年で、社長の年間所得以上に株式投資の利益がありました。
このお陰で、多店舗を展開でき、且つ自分の収入も増やすことが出来たのです。
所得税だけ関するとに、不動産所得、株式投資所得、配当所得共に「15%」しかかかりません。
いくら多額の利益を出しても税率は変わらないのです。
不動産所得を得るためには、かなりのハードルの高さがあります。
先ず銀行の信用が一番と、多額の借金が必要になるからです。
失敗すれば、その多額の借金を背負うことになりかねません。
一方株式投資は、10万円もあれば市場に参加できます。
信用取引さえしなければ、損してもこの10万円が最大です。
損しても利益が出ても4日後には現金化できるのも魅力です。
この2年間は、私の株式投資は上手く行き過ぎていました。
8月4日に待機資金の全てをつぎ込んだ「中越パルプ」が大暴落しましたが、今後どのように変化するのか見続けて頂き、私の最終的な行動を知れば、かなり参考となるはずです。
初心者が一番ビビる、買ってすぐに株価が暴落というパターンだからです。