戦略の違い

 世界中で富裕層が増え、主要都市の不動産価格が高騰しています。

身近な福岡市内でも、1泊250万円~のリッツ・カールトンが開業したり、続々と億ションが販売され完売しています。

この世界中での富裕層増加で一躍有名になったのが、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン会長のベルナール・アルノー氏。

 2023年長者番付が2月にフォーブスより発表された時には、イーロンマスク氏を抑えて世界一位になりました。

直近の7月24日時点では、テスラ株の上昇により、再びマスク氏が世界一となり、保有資産額は2407億ドル(約34兆円)、アルノー氏は2349億ドルとのこと。

 このアルノー氏の会社は、もともとは家族で切り盛りをしていた会社で、それがM&Aを繰り返すことで巨大化した企業です。

中国やアジアの所得が上がるにつれ、売上高も増加していきます。

 これらの富裕層対象の商品と日本製品の違いは何か?

日経新聞の一文に「日本企業はものづくりは得意だが、夢づくりが苦手」とありました。

また、その記事の中にラグジュアリー戦略が記載されていて、我々中小企業経営者との違いを垣間見ました。

 「顧客の要望を取り持つな」「なかなか買えないようにしろ」「需要を増やすために価格を上げろ」

いや~、極端な戦略です。

この戦略をとるためには、普通の人が体験していないストーリーが必要な気がします。

そして、長い歴史を感じさせなければならないとも思います。

 最近、古いバイクや車が高額で取引されています。

TVの「なんでも鑑定団」でも、いろんなジャンルで過去よりも価格上昇が見受けられます。

 簡単にまとめると「希少」に『大きな価値』という事になるでしょう。

このことに関しては、我々もビジネスに参考となる気がします。

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