地味への魅力

 私は、現代人と変わっていることは自他にも認めています。

人生観、生活、ファッションどれをとっても、昭和一桁の感覚に近い。

神仏を崇拝し、祖先や親を敬い、アリとキリギリスのアリになろうとしたり、何時までも高校時代のトラッドファッションを身に着けたりと枚挙に遑がありません。

 起業した業種も地味ですし、持っている株式も地味です。

その持ち株の中で、銀行株が面白くなるかもしれません。

 日経新聞7月15日(土)付けの夕刊トップに、面白い記事が掲載されていました。

「JPモルガン最高益」「米銀、好決算相次ぐ」。

 数か月前まで、米銀の相次ぐ破綻で金融市場は動揺していました。

しかし、蓋を開けてみると、稼いでいる銀行はしっかりと金利収入が伸びて利益を叩き出しているのです。

倒産する前に流失した預金を受け入れた、残存者利益が嵩上げされてもいます。

 我々二輪業界と同じです。成熟し衰退している業種ではありますが、利益を出している会社はかなりあるのです。

いくらネット社会になっても、リアル店舗は生き続けます。その時に残っていることが重要なのです。

 私は法人で銀行株である西日本FHを保有しています。6年前から少しずつ買い増しし、現在では10000株になっています。その平均買値は773円。これが7月14日(金)現在、1394円。

ただ個人で所有している筑邦銀行は9年目になるにも拘らず、買値は1851円で7月14日(金)現在1370円。

 来週の日銀政策決定会合で、何らかの金融緩和修正がなされれば、銀行株、特に地銀株は大化けするかもしれません。

昨日までの鬱屈とした気分に少しだけ光がさしたように感じました。

単純な私です。懲りずに今週、筑邦銀行を指値で200株買い増ししようと考えています。

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