諦めるな
少子高齢化に伴い、将来的には多くの大学が廃校となる予想がなされています。
企業と同じで、優勝劣敗は免れませんが、せめて費用の安い国立大学だけは残って欲しいものです。
私も、小学校から高校まで全て公立で過ごし、大学も国立でした。
親の収入を考えると、それがベストチョイスだったのです。
政府が創設した「10兆円 大学ファンド」の支援対象大学が、東大・京大・東北大に絞られたとの記事が掲載されていました。
九州では唯一九州大学が申請していたのですが選に漏れたようです。
一方、熊本大学が九州大学や企業と連携して、熊大のキャンパス内に半導体に関する共同研究の拠点を2025年までに完成させるとの記事も掲載されていました。
素晴らしい構想だと思います。
お互いの大学が切磋琢磨して、レベルをどんどん上げていき、九州の若者が域外に転出する状況を変えるべきです。
若者人口の流出割合が日本一になった長崎県も、他大学との共同研究や、企業も取り込む産学の態勢をとるべきです。
福岡空港の利便性が喧伝されていますが、発着枠が飽和状態になっています。
24時間体制の北九州空港と佐賀空港の連携がやっと始まりました。
これまた素晴らしいことです。
私は常々九州が一体となれば、凄いエリアになると思っていました。
人口が1200万人超いて、GDPもアルゼンチン1国と同レベル。
電力料金は安く、水は豊富。農産物だけでなく海産物も自給率が高い。
これほど恵まれた環境にありながら、九州があまり評価されていないのは『知の競争』に敗けているからです。
日本人自身は相変わらず偏差値で大学を評価しています。
これに拘らず、世界の評価を得る方策を考えるべきです。
何時までも、「東大・京大」では、本当に日本は沈没する気がします。