やってられない
会社の経営をしていると、社員の不手際等でその対応に追われたり、下手すれば会社倒産の危機に直面することがあります。
そのような時に、自分はこれほど社員のことを考え、会社の成長に全力を尽くしているのに、何故このような事が起こるのかと腹立たしくなります。
社員の前では噯(おくび)にも出さなかったのですが、魔ダムには何度も「やってられない」と愚痴っていました。
しかし、その度に自分一人で仕事をしていたときの大変さを思い出し、社員がいてくれるお陰で今の会社があると考え直していました。
先ず、直ぐに寝床に入り記憶と怒りを薄れさせました。
自分一人の力では、会社の成長はおのずと限界があります。
社員が不手際を起こさないように、その度にシステムを変え、教育をするしかありません。
第一線を退いて思う事は、「社員がきちんと任務を遂行できないとしたら、それは彼等の落ち度ではない。経営者の自分の落ち度だ」ということでした。
以前にも何度も記述しましたが、「郵便ポストが赤いのも経営者の責任」という自覚を強く持つことです。
社員が任務をきちんと遂行するために必要な事
1.会社の規範を常に意識させる
2.正道を歩むことを徹底させる
3.やるべきことを明確化する
4.仕事に適したスキルを見抜く
5.自分の仕事の重要性を認識させる
6.不断の努力を認めきちんと評価する
社員の不手際だけでなく、信頼した社員の裏切りもあります。
それらのことを数多く経験しながら、経営者は原因を外に求めずに、自分の反省とするべきです。