原点
経営者は、寝る間も惜しんで仕事をするのが普通です。
しかし、猛烈に仕事をするだけでは、会社の継続はおぼつきません。
何故なら、自分一人でいくら働いても、量や質に限界が生じるからです。
どうしても他人の採用が必要となります。
人を採用すると、自分と同じ価値観や目標を共有する人が残ります。
そこには、経営者の「人格」が大きな影響を及ぼします。
そして、採用する人が増えてくるに従って、各人の人格が合わさって『社格』が形成されていくのです。
中小企業の経営者にこの『社格』を意識する人が少ない気がします。
最近の採用難の原因は、意外とこの『社格』にある気がしてなりません。
日々の社員の行動やホームページを詳細に観察すると、この『社格』の片鱗に触れることが出来ます。
この『社格』がどうなるかは、経営トップの「人格」次第です。
経営者は、常に驕らず謙虚に自分を磨くことを心掛けるべきです。
経営が上手く行きだすと、中小企業の経営者は直ぐにこのことを忘れるのです。
そして過信と共にいつの間にか『社格』が落ちていきます。