玄人

 ここ数日、何かしら日本株が世界の株式市場の中で、珍しく強さを発揮しています。

米国のダウが下がろうが気にもしていない感じがとてもいいですね。

お陰で、私の持ち株も筑邦銀行以外は、順調に含み益を増やしていて嬉しい限りです。

このままどんどん上昇を続けて欲しいものですが、株式投資はそんなに甘くありません。

やはり、売りのタイミングが何時も難しいものです。

 オンワード株に面白い動きがありました。

信用取引の倍率が0.16になり、「空売り」を相当仕掛けられている旨を書きました。

天邪鬼の私は買い向かう気でしたが、当時から株価は下がらず、徐々に下値を切り上げていったのです。

この状態が続けば、6か月以内に反対取引をしなければならない「空売り」連中は損がどんどん拡大して一斉に「買い」に回ります。

 一昨日オンワードの信用取引倍率をみると、何と2.62に急激に上昇していました。

詳細を見るとこれまた驚くべきことに600万株もの空売りが解消されていたのです。

つまり、損を覚悟で売りの反対の買いを瞬時に600万株も行ったという事。

 恐らく空売の価格345円前後でしょう、それを365円前後で買い戻したことになります。

20円×6000000株=12000万円の損失となります。

損を承知で売り切ることが出来るのは「玄人」集団です。

 株式専門の月刊誌から自分の身近なオンワード株をチョイスしただけですが、面白い状況を体験することが出来ました。いいですね、とても刺激的です。このワクワク感がたまりません。

私は身近な銘柄を常に経営者目線で財務諸表を眺めながら、その他の要素も含めて購入しています。

そしてここが一番大事なのですが、「気長にのんびりと長く持ち続ける」のです。

 知人等からよく、私は二輪業界に入らずに最初から不動産投資や株式投資をしていた方が、より多くの資産を築いたのではないかと問われます。

しかし、それは違います。35年間も経営者をしていたお陰で、先ず「信用できる仕事が出来る人物」を見極める力がつきました。

このことで、私に不足する知識を補う、優秀な専門家を手元に置けています。

昨日も気になる不動産があったので、私のお気に入りの彼に詳細を調べさせています。

 次に財務諸表の流れを詳細に見る癖がつきました。そして、何と言ってもすぐに自分が投資しようとする会社の経営者になりきれるのです。

現在オンワードの社長になりきっています。

 先ずは仕掛けられた「空売り集団」を業績アップを発表したことにより壊滅して一息。

次に何を考えるか。私なら躊躇せずに「自社株買い」を行い、東証が目指しているPBR1倍以上に近づけ、株価の上昇を図ります。4月6日予定の決算発表時にそのことを発表するかどうかです。

もし、それをしなかったら大した社長ではありません。オンワードの社長レベルであれば私でも出来るということに他なりません。私は全株を売り切るでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

未分類

前の記事

果たして駄目な男か
未分類

次の記事

まだまだ