ひとつの指標
つい数日前に、同業者の社長からLINEが来ました。
彼とはそこまで親しくはないのですが、「仕事が出来る人」という認識は持っています。
送られてきた時間が午前6時50分。その日はたまたま私は午前6時前に起床していて、本を読んでいたところでした。
送信された内容は他店の情報やホームページに関することでした。
驚いたのは、こんな早朝から仕事をしているんだという事です。
あまり大きくもない1店舗で、年間売り上げ4億円を達成する経営者だけあると感じました。
結局、成熟し衰退している産業でも、経営者が猛烈に働いていれば、何とかなるのです。
猛烈に働くとは具体的にどれくらいの時間でしょうか?
既述していますが、私は創業当時午前7時から午後11時まで無休で働き続けました。
結局8か月過ぎてぶっ倒れたのでそこで無休は止まりましたが、その年から2年間は正月も店を開けていたのです。
その頃のことを思い出し時間換算してみました。
当時年間で30日くらいは休みましたが、無駄に過ごした時間もあると考え、毎週1日休んだと計算して年間52日。
単純に16時間×6日×52週=4992時間
総括すると、本気で年間5000時間働けば、ド素人の私でも何とかなったという一つの「指標」です。
その業界の経験者や2代目、3代目はここまですることはないとも思います。
それでも、14時間×6日×52週=4368時間くらいは働かないと『経営者』とは言えないと断言できます。
息子達を見ていると、まだまだ努力が足りません。
単にコロナの追い風と販路政策の改変によって増収増益を続けているだけだと、一時も早く気付くことです。