日本人的思考
日本政府は、2023年度の税制改正に向けた議論を活発化させています。
特に防衛費の恒常的な予算化のために増税議論がなされています。
その筆頭に挙げられるのが富裕層への増税。
富裕層ほど、累進課税の大きい給与所得を低くし、一律税率の株式や不動産等の資産所得を増やしている傾向があるので、それらの合計が著しく大きな場合に税率を上げるとのこと。
しかし給与所得を少なくし資産所得を増やすという考え方は、富裕層でない私でも思いつくものです。
また私はそれを着実に実行しています。
フランスの経済学者であるトマ・ピケティの「21世紀の資本」なかで、『資本収益率は経済成長率より大きい』と既に喝破されています。
一体どれだけの人数がそれにあたるのか?
国税庁によると、2020年の総所得が5億円を超える人は約1600人。そのうち10億円を超える人は約600人とのこと。
最終的には、年間総所得が30億円を超える人約300人前後となる見通しだそうです。
ここら辺の人の税率を上げて、一体いくらになるのでしょう?
公平であるべきですが、平等である必要はないと私はいつも思います。
清貧を貴ぶ思想も大事ですが、超富裕を成し遂げた人への尊敬も忘れてはならないのです。
このみみっちい日本的な考え方が、大金持ちを日本に誕生させない原因です。
後10年もしないうちに、大金持ちの数はアジアの中で日本が最も少なくなることでしょう。
しみったれた政治家が如何に多い事か!!