改めてBSとCF
私は企業経営において常にBS(貸借対照表)とCF(キャッシュフロー計算書)の重要性を述べてきました。
商店から企業に移行する時には特に重要だと痛感しています。
このことを知ってからは、自分自身の生活においてもこのBSとCFを常に念頭に置いてきました。
2022年12月10日(土)の日経新聞21面の「マネーのまなび」に住宅ローンについての警鐘を鳴らす文面がありました。
最近の新築マンションや一戸建ての価格高騰により、住宅ローンの返済期限が延長されているという内容でした。
当然のことですが、返済期限が長くなれば毎月の返済額は減りますが、最終的な支払総額は増えます。
住宅ローンの残額が老後の生活に大きな影響を及ぼすと事例を紹介しているのです。
その中で、個人資産のBSを作る必要性を説いていました。
そして常に純資産の額を把握することを勧めています。
30年前からこれを実行してきました私が、脱サラをしてよかった点の一つです。
一般的なサラリーマンでしたら、BSとCFの発想は生まれていなかったからです。
そしてその記事には資産の大半を占める不動産についても言及がありました。
定年退職後の自宅の資産価値は、購入時の5~7割が目安というもの。
脱サラしてよかった点のもう一つが、不動産に関して知識が豊富になったことです。
私が所有している不動産は、10年後、20年後に購入価格を上回るという、この記事とは逆の発想で所有しています。
果たして、この専門家と私のどちらが正しいのか20年経たないと分かりません。
それにしても、返済期間が50年物が登場したこと自体、異常な気がするのは私だけでしょうか?