価値と志向
11月19日(土)の朝刊に久しぶりにマンション業者のチラシが複数入っていました。
一度に4社というのは数年ぶりと思われます。
場所は、城南区、早良区、東区、博多区とバラバラです。
3社は新規分譲で1社は売れ残った部屋を、100万円引きかモデルルームの家具を進呈となっていました。
どのチラシも私が興味を持ったマンションよりかなりの安さです。
面白いものです。私が購入を決めたグランドメゾンはほとんど広告なしで56戸中54戸販売済み。
残った2戸もHPのみの掲載。「売り急ぐなと」の指示が上層部から出ているとのこと。
確かに残った1億円と6000万円の物件を折り込みチラシで購入する人はいないでしょう。
各種の情報が誰でも気軽に瞬時に入る昨今です。
住まいに関しても、ただ安いだけで飛びつく人がほとんどいなくなった現象の一部でしょう。
私の体験から来た人生訓の一つである『安いものでよい物はない、良いものは高い』を改めて感じました。
我々2輪業界でもそのような気がします。
自分の価値と志向が一致すれば、価格はあまり問わないという傾向を最近感じます。
半導体不足や供給網の異常で、入荷が何時になるかわからない高額商品でもじっと待って買って頂けます。
その上、価格交渉などはあり得ません。
広く浅くお客様を迎えてきた時代は終わったのかもしれません。
価値や志向が一致するお客様と深いお付き合いをする時代になった気がします。