日本は戦時中
このタイトルを見て直ぐに理解できる人はどれほどいるでしょうか?
そのほんの僅かな人たちが私のライバルであり競争相手です。
私は日銀総裁の黒田氏の応援団です。
彼の今までの行動は正解だと思っています。ただ、ロシアのウクライナ侵攻が、その正当性に疑問を持たせ更に出口戦略を難しくさせました。
世界の金余りは減少傾向にありますが、市中にはまだまだ余っています。
日銀は長期金利の上昇を防ぐために、国債の利率が0.25%になるように長期国債の買い入れを行っています。
投機家は、いずれ金利は上昇せざるを得ないとの思惑で、この日銀に戦いを挑んでいるのです。
この戦いに関しては私はあまり心配はしていません。何故なら日銀の弾薬は無限にあるからです。
お札を刷りまくればよいだけだからです。
これだけの戦争ならば何とかなったのですが、円安阻止の戦争になると様相が変わってきます。
ここ数日、日銀と政府は円安防止のために市場介入を繰り返しました。
簡単に言うと、ドルを売って円を買うのです。市場の傾向に真っ向から反対売買を行っているのです。
これには少し危惧があります。アメリカはドル高を許容しているので、市場介入は日本単独でしかできない状況だからです。
何が危惧されるかというと、国債の買い入れと違い、こちらの方は弾薬に限りがあるのです。
それは、外貨準備高から取り崩されます。
まさしく「前門の虎、後門の狼」です。
この戦争にもしも負けることがあれば、日本は長期にわたり貧困の生活を余儀なくさせられます。
それこそ、金利の大幅な上昇、インフレの一段の加速、国の借金利払い急増による公共サービスの低下etc.
政権が変わろうが何をどうしようとも、長期間にわたり国民は痛みを強いられます。
戦争の常ではありますが、勝利したとしても大きく傷つきます。
急激ではなくても金利は上昇し、物価は上がり続けます。
するとまず顕著に表れるのが、住宅ローンの金利上昇です。変動金利で無理して購入している人の自己破産が増えます。新規の住宅購入に買い控えが出てきます。すると大型耐久消費財の消費減退に波及します。
次には車の消費減退が始まります。
そして、不要不急品のバイクや高級時計、宝石に絵画等の消費減退・・・
何より怖いのが、中小企業の倒産ラッシュが起こることです。これは確実に一気に来ると感じています。
複雑な連立方程式を解くこととなり、正解が不明となります。
この様な時には、ベストを探し続けるよりもベターを選んで迅速に対応するに限るというのが私の教訓です。