正念場

 9月の月次決算が出ました。

8月が久しぶりにかなりの悪化でしたので心配していましたが、9月の結果は、少し戻った数字でほっとしています。

人件費をはじめ、その他の経費もかなり上昇基調にあり、今までの感覚で経営を行っていくと、難しい局面に出会うこととなりそうです。

 今、体力があるときに、老朽化した設備の更新や、新たなDXのシステム構築等を迅速に行うべきです。

例えば、トイレ一つ交換するにも、今までのような価格や納期では済まない可能性があります。

基本に立って、きちんと相見積も取り、作業工程の確認も今まで以上にきちんと行う必要が出てきます。

 為替相場や株式相場の乱高下、それに合わせた政府の旧統一教会問題等、良くない環境の連続です。

如何に環境が悪化しても、社員の生活は守らねばならないし、家賃等も払い続けなければなりません。

 今までの2輪業界の追い風を絶対に勘違いしないで、小さなことを怠らず、逆風に耐える時期が来ています。

恐らくコロナの第8波も来るでしょう。

今年の年末から、来年初めにかけて、色んな意味で経営者は注意が必要です。

 非常事態の経営にとって重要な点は、如何にキャッシュを持っているかという事に尽きます。

出来れば、半年くらい売上ゼロでも銀行借り入れ無しでやっていける財務体質にしたいものです。

 9月末時点での自己資本比率は、長男の会社で45%、次男の会社で35%でした。

後10ポイント上積み出来たら、かなり筋肉質な体質となります。

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