職商人

 暇に任せていろんな書物を読み漁っています。

最近の経営関係では、特に宿泊業や、外食産業の現状と今後に非常に興味を持っています。

何故ならば、この数年間のコロナの影響で、一気に淘汰が進むと思うからです。

 生き残るためには何が必要か?

突き詰めれば、個人の力量に行きつきます。

インターネットの普及と日本の消費文化の成熟によって、今までの常識は通じなくなると確信しています。

特に立地に関しては、交通量や人通りは関係なくなっています。

 中小企業で「安売り」を標榜するところは生き残れないと思います。

これから、当分はインフレが続き原材料や人件費、光熱費が上昇するのに、安い価格を維持するにはどこかに必ず無理が来ます。

 そうなると、付加価値の高い高額の商品やサービスに特化した方が、成功の確率は高くなります。

その代わり「数」は追えなくなります。

 サービス力、技術力等が他店よりも抜きんでることが第一歩。

それぞれの役割で『職人』気質を持ち且つ『商人』気質まで持たねばなりません。

 特に、一般の中小企業よりもリピート客が多くなる二輪業界では、この『職商人』の数が圧倒的な差別化に繋がることを一時も早く自覚することです。

簡単に言えば一度は泊まりたい宿、一度は食べたい店を目指すべきです。

「私は○○の店の常連です」と他人に誇って言える店が理想のバイクショップと思います。

先ずは、工場を徹底して美化し、メカニックの技術力を上げること。これが一番の基礎です。

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