勘(第六感)と度胸と運

 YSP筑紫とYSP佐賀に行くことを止めてから、一層時間を持て余す日々です。

月曜日から金曜日までの株式相場も暫くは注力する気にはなりません。

色んな雑誌や書物を読みながら、ついつい自分の性格や人生を振り返る頻度が増してきました。

 結論が、全てに中途半端という実態に少々落ち込むのです。

習い事や趣味のラグビー、テニス、書道、どれをとっても、人並みかそれ以下で大したことがありません。

学歴も就職先もやはり人が驚くレベルではありません。

会社を創業したものの、これまた凄いと言える規模には出来ないままに承継しました。

不動産や金融資産も現時点では大した金額ではありません。

 そんな中途半端な私でも、これまで何とか充実した人生が送れた原因を考えていました。

そして、恐らくこれだろうと思ったことが、人より少しだけ私には『勘と度胸と運』があるという事なのです。

 最近NHKのTV番組で、熊本に建設中のTSMCの影響に関するものがありました。

その場所はまさに当時のYSP菊陽(現在のトライアンフ熊本)のそばなのです。

オープン当初は近隣にも空き地が点在していました。9年経った今では、現在の場所に我々中小企業が参入できるスペースはありません。

 当時ダイワハウスに、鹿児島、福岡市東区、佐賀、熊本の57号線沿いの4か所の内どれか、一番先に良い場所を見つけたところに店舗を造る旨を指示していました。

佐賀が一番早く、そこの建設で暫くはストップするつもりでした。

 ところが、ダイワハウスの担当者の熱心さにほだされ、現地に行くと『勘』でこれはいけると踏んでその場で建設を決定。

2店舗分のスタッフはいないし、銀行借り入れも倍になるなど破天荒な決定でした。

当時、他の経営者からは『度胸』があるねと皮肉交じりでよく言われたものです。

 そこの場所がこれから10年以上は垂涎の的となる立地となりました。まさしく『運』が良かったのです。

今でもほぼ毎日PCで無料のマージャンゲームを行っています。段位は以前にも書きましたが30段階の最上位。

株式投資や不動産投資も考えてみれば同様な感じもしないではありません。

理屈ではなく『博才』なのかもしれません。私の経営の師匠の二人も私以上に麻雀は強かった記憶があります。

 とある経営者が「運は実力の内」と言われるが「運こそ実力」と言い換えるべきと。

その方曰く、運の良い人と悪い人を分けるのは人柄だそうです。

能天気と言われるほどニコニコしていれば幸運は転がり込んでくると。

これなら簡単そうなので、今以上に笑顔で毎日過ごそうと心に決めました。

 

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