今後一層差がつく
1$が135円を超え、円安が留まるところを知りません。
エネルギー価格だけでなく、いろんな材料等が今後益々値上がりすることでしょう。
大手メーカーは次々に値上げを発表しています。
先進国最下位の成長率が30年も続いた日本では、今までに経験したことのない価格上昇です。
大手メーカーと違い、中小企業は値上げが難しい背景があります。
何か特徴がない限り、価格を上げると他社にシェアを奪われるだけです。
この30年間をのうのうと過ごしてきた会社と、常にチャレンジして、他店との差別化を図ったきた会社では、今後一気に格差が生じてきます。
我々2輪業界は、価格を自分達で殆どコントロールできません。
材料費が上がろうが、電気代が上がろうが、それを上乗せした価格で、商品の卸価格も小売価格も決まるからです。
そこをしっかりと理解しながら、価格が上がってもお客様が納得できるサービスを提供できるか!?
この一点に掛かっています。
この環境の激変の中、社員の生活を豊かにするには、給料を上げるしかありません。
その原資をどうするのか?
社長の指示を待つだけでなく、各店長自ら創造性と生産性を発揮する時です。
この能力のある店長をどれだけ抱えているかで、今後の趨勢は大きく変わる気がします。
この長期化する価格上昇局面で、経営者がなすべきこと。
1.付加価値の高い製品・サービスの比率を上げる
2.利益が見込める新規事業を立ち上げる
3.競合の少ないマーケットを探す
4.アナログな業界を探し出し大きく変える