九州の良さ
私が、縁もゆかりもない福岡市内で起業したのは、当時飛ぶ鳥落とす勢いがあったダイエーの中内さんが、これからはアジアの時代が来て、その距離的に優位な福岡が発展するとして、日本で初の開閉型ドームを作ったことが大きかったのです。
当時から今まで、福岡市内は予想通りの発展を続けてきました。
しかし、本番はこれからだと思っています。
資生堂の久留米工場が今月26日に完成しました。投資額は約450億円で、最終的には雇用も800人以上に登るとのこと。魚谷社長の弁によると「九州がアジアに近い」。
アイリスオーヤマやユニ・チャームまで続々と九州に工場を新設予定です。
日銀福岡支店の発表では、2021年の九州・沖縄の製造業の設備投資額は、前年度比25.3%増。全国平均が7.6%増から比較してもその大きさがわかります。
元々農業と漁業が盛んな九州です。そこに製造業が一気にプラスされます。そうなると、次に起こることは、サービス業が盛んになるのです。
風光明媚な場所が多い九州。観光も一気に盛り上がり、最近の世相では、個人の旅行も増えています。
これらのことを考え合わせると、これからも九州の2輪業界はかなりの確率で盛り上がると思います。
コロナ禍やインフレ等の諸問題を抱え経済的に大変な今こそ、リスクをとって投資を行えば10年先まで素晴らしい結果がついてくると考えています。
息子達にどんどん店を造れと発破をかけています。