人物評価
社員の成長が無ければ会社の成長もありません。
会社の成長が無ければ、優秀な社員も入社してくれません。
とどのつまり、会社は人で持っているということです。
組織においては、各人物を観察し適材適所に配置することが業績を左右します。
中でも、店長クラスのリーダーを決めるときにはどうしたらよいでしょう?
南宋の曾先之が著した子供向けの歴史本の十八史略の中にそれがあります。
1.居りては、親しむところを視る
その人が普段どのような人と親しく付き合っているのか観察する
2.富みては、その与うる所を視る
どのようなお金の使い方をしているのか観察する
3.達しては、その挙ぐる所を視る
地位が上がったときに、部下をえこひいきしていないか観察する
4.窮しては、その為さざる所を視る
困窮した時の立ち居振る舞いを観察する
5.貧しては、その取らざる所を視る
生活が苦しくなった時の立ち居振る舞いを観察する
仕事が出来る出来ないは、自ずとわかってきます。その上に上記のことを考えながら人物を観察していくと、良い時と悪い時の環境の対応で、評価ができます。
70点以上あれば店長を任せるのです。残りの足りない部分はポジションが成長させてくれます。
代表取締役になっている息子達は、これらの観点から部下に評価されていることも忘れないことです。