これしかない
資源がほとんどない日本にとって、世界に伍して生きていくには、付加価値の高い製造業と、金融立国、あるいは観光立国を目指すしか方法がない気がします。
付加価値の高い製造業の工場を造成するとなると、土地の安い田舎でかつ自然災害も少ない場所で交通の便の良いところ、とかなり限定されてきます。
我々が住む福岡市は、どう考えても製造業の工場立地には向いてません。
消去法で行くと、金融立国が一番規模も大きいしリターンも大きいと思います。
4月1日の日経新聞朝刊の下段広告に、面白い広告が掲載されていました。
「2022年4月1日 BCGが福岡にオフィスを開設しました」というもの。
BCGとは、ボストンコンサルティンググループの略称です。
どのような会社かというと、彼ら曰く「『正解のない難問』に挑む世界をリードする経営コンサルティングファーム」。
世界で90か所の事務所を持ちますが、その中に福岡市が入ったということです。
殆どの人には関係のないことですが、これは金融都市を目指すうえではとても重要な一歩なのです。
香港の民主主義が踏みにじまれ、その受け皿がどこになるのか、世界が注目しています。
福岡市は、商工会議所などと一体となり、いち早くその宣言を行って、具体的な行動も起こしていました。
このような会社が集積し出すと、それこそ年収が数千万円から数億円の人が、相当数増えていきます。
英語も日常に聞かれるようになるでしょう。
日本の世界に向けた西の玄関は福岡市しかありません。この金融都市となることが世界で戦える唯一の道だと思います。
非常に楽しみが増えました。